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9.11アメリカ同時多発テロから10年、ビン・ラディン殺害を描いた戦争映画「ゼロ・ダーク・サーティ」(2012年)

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年)

ゼロ・ダーク・サーティ (字幕版)

ウサマ・ビン・ラディンの殺害に至る経緯と、作戦に挑む特殊部隊を描いた2012年公開のアメリカ合衆国の映画です。

 

タイトルの「Zero Dark Thirty」は軍事用語で午前0時30分を指し、ビン・ラディン暗殺チームの作戦開始時間と言われています。

 

撮影はインド北部の都市チャンディーガルで行われています。チャンディーガルの一部は、パキスタンの都市ラホールと2011年5月に実際にビン・ラディンが発見・殺害されたアボッターバードとして撮影されています。

 

その際、店の看板をパキスタンやインド北部で話されているウルドゥー語に差し替えたり、原動機付き軽三輪車のナンバープレートをパキスタンの都市ラホールのものにしたりして、右派系(保守的な考えの強硬派)ヒンドゥー教徒から抗議をうけたそうです。

 

 

基本情報

公開年:2012年
製作国:アメリカ
原題:Zero Dark Thirty
配給:コロンビア映画
上映時間:2時間37分(157分)
映論区分:PG12(12歳未満の年少者の閲覧には、親又は保護者の助言・指導が必要)
時代設定:2001年9月11日の同時多発テロ発生〜2011年5月2日のビン・ラディン殺害

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みどころ

【みどころ①】隠密作戦用のヘリコプターによる奇襲作戦
【みどころ②】アルカーイダの医師による自爆テロ

 

スタッフ

監督:キャスリン・ビグロー

<主な作品>
ハートブルー (1991年)
ハート・ロッカー(2008年)
デトロイト(2017年)

 

キャスト

ジェシカ・チャステイン

<主な出演作品>
「インターステラー」(2014年)

「オデッセイ」(2015年) 

 

ジェイソン・クラーク

 

ジョエル・エドガートン

 

受賞歴

第85回アカデミー賞(2013年)

・音響編集賞

 

第70回ゴールデングローブ賞(2013年)

・主演女優賞(ドラマ部門)(ジェシカ・チャステイン)

 

ここでは記載していませんが、ジェシカ・チャステインは、本作品で上記賞以外に数々の主演女優賞を受賞しています。

 

あらすじ

2001年9月11日の同時多発テロ発生から2年後、CIA分析官のマヤ(ジェシカ・チャステイン)は、2003年にCIAパキスタン支局に配属される。

 

ブラック・サイト(秘密軍事施設)では同僚のダン(ジェイソン・クラーク)が、アメリカ同時多発テロ事件の資金調達者とされるアマールという人物を尋問していた。

 

あるとき、マヤはダニエルにアンマルが今起こってるテロを知らないことから、騙すことを提案します。


そしてアンマルを96時間眠らせなかったことで、情報を喋ってくれたのだと本人に伝え、アマールを拷問から解放し
豊富な食べ物と飲み物が与える。

 

アマールは「アブ・アフメド・アルクウェイティ」という名前をマヤとダンに伝える。それは以前は明かされなかったビン・ラディンの連絡係の名前であったが、ブラッドレイ支局長(カイル・チャンドラー)はその情報の信憑性を疑い、頻発する自爆テロの阻止を優先した。

 

CIAは、ヨルダン当局によって買収されたアルカイダの医師と面談し、信頼に足る人物かの判断をし情報を聞き出そうとする。しかし2009年12月30日、アフガニスタンのチャップマン基地に現れた医師は身体に巻いた爆弾で自爆。これによりマヤと親しかったCIA分析官ジェシカが死亡する。さらに、アブ・アフメドがすでに死んでいるという情報がマヤにもたらされる。

 

マヤは、膨大な情報の解析から、アブ・アフメドの本名「イブラヒム・サイード」が割り出され、死亡情報は誤りだとCIAの上司に訴える。懐疑的だった上層部もついに折れ、ダンはアブ・アフメドの親族の電話番号を得るためにクウェートに飛び、大金が使われる。

 

電話の盗聴から、アブ・アフメドの居所がパキスタンだと特定され、さらに追跡を続け、アブ・アフメドがアボッターバードという町の屋敷に住んでいることが判明する。マヤはこの屋敷にビン・ラディンがいると確信する。

 

2011年5月2日、隠密作戦用のヘリコプター2機による奇襲作戦が決行され、ついにビン・ラディンは射殺される。マヤはアフガニスタンのジャラーラーバードの基地で遺体を確認する。

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感想

有名な俳優が出演しているとエンターテイメント感の強い映画になりがちですが、本作品はハリウッド映画によく出演しているような目立った俳優が出演してしていないため、よりリアリティを感じました。

 

映画ジャンルとしていは戦争映画ですが、激しい戦闘シーンは、ビン・ラディン殺害直前まで殆どなく、主にビン・ラディンの連絡係アブ・アフメドをみつけるための情報収集、調査するといった内容が中心です。 

 

最後のビン・ラディン殺害シーンでもビン・ラディン役の顔ははっきりと映らないので、ここでもリアル且つドキュメンタリー感がありました。 

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この映画がよかった人へのおススメ映画

アメリカン・スナイパー(2014年)

 

ローン・サバイバー(2013年) 

 

評価

3.9点/5点満点