★星空の映画館★

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実話をもとに作られたクリント・イーストウッド監督の戦争映画「アメリカン・スナイパー」(2014年)

アメリカン・スナイパー(2014年)

アメリカン・スナイパー(字幕版)

アメリカ合衆国で製作され2014年に公開された伝記映画です。

 

原作は、イラク戦争に4度従軍したクリス・カイルが著した自伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手(英語版)」で、脚色はジェイソン・ホール(英語版)が行っています。

2015年1月までに北米興行成績で2億1700万ドルを記録し、「プライベート・ライアン」の2億1650万ドルを超えてアメリカで公開された戦争映画史上最高の興行収入額となっています。2015年2月には3億ドルを突破しています。

 

 

基本情報

公開年:2014年
製作国:アメリカ
原題:American Sniper
配給:ワーナーブラザーズ映画
上映時間:2時間12分(132分)
映論区分:R15+(15歳以上(15歳未満は閲覧禁止))
時代設定:2003年~2009年イラク戦争

ポスター A4 パターンC アメリカン・スナイパー 光沢プリント

 

みどころ

【みどころ①】元オリンピック射撃選手の敵スナイパー「ムスタファ」との戦い
【みどころ②】イラクのサドルシティでの敵包囲網からの脱出

 

スタッフ

監督:クリント・イーストウッド

<主な作品>
恐怖のメロディ(1971年)
ダーティハリー4(1983年)
バード(1988年)
許されざる者(1992年)
パーフェクト・ワールド (1993年)
マディソン郡の橋 (1995年)
ミスティック・リバー(2003年)
ミリオンダラー・ベイビー (2004年)
父親たちの星条旗(2006年)
硫黄島からの手紙(2006年)
グラン・トリノ(2008年)

ジャージー・ボーイズ(2014年)
アメリカン・スナイパー(2014年)

ハドソン川の奇跡(2016年)

 

キャスト

ブラッドリー・クーパー

<主な出演作品>
「運び屋」(2018年)
「アリー/スター誕生」(2018年)

 

シエナ・ミラー

<主な出演作品>
「G.I.ジョー」(2009年)

 

受賞歴

第87回アカデミー賞(2015年)

・音響編集賞

 

あらすじ ※ネタバレ注意

クリス・カイルはアメリカのテキサス州で生まれ、厳格な父親から狩猟の技術を教わりながら育つ。

ポスター/スチール 写真 A4 パターンD アメリカン・スナイパー 光沢プリント


やがて時は経ち、ロデオに明け暮れていたカイルは、アメリカ大使館爆破事件をテレビで見て、それきっかけに海軍へ志願する。


30歳という年齢ながら厳しい訓練をクリアしてアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズに配属され、私生活でも恋人タヤと出会い、幸せな生活を送るカイルであったが、間もなくアメリカ同時多発テロ事件をきっかけに戦争が始まり、カイルもタヤとの結婚式の場で戦地への派遣命令が下る。


イラク戦争で狙撃兵としての才能を開花させたカイルは、多くの戦果から軍内で「伝説(レジェンド)」と称賛されると共に、敵からは「ラマディーの悪魔」と呼ばれ18万ドルの懸賞金をかけられる。


テロ組織を率いるザルカーウィーを捜索する作戦へと参加したカイルは1000m級の狙撃を得意とする元オリンピック射撃選手の敵スナイパー「ムスタファ」と遭遇し、以後何度も死闘を繰り広げる。

ポスター/スチール 写真 A4 パターンF アメリカン・スナイパー 光沢プリント


繰り返される凄惨な戦いのなかで親友のビグルスは戦いの傷により視力を失い、戦争に疑問を感じ始めたマーク・リーは戦死、強い兄にあこがれて海兵隊に入隊した弟はイラク派兵で心に深い傷を負って除隊する。


同僚や弟が戦場で傷付き、倒れゆく様を目の当たりにし、徐々にカイルの心はPTSD(心的外傷後ストレス障害)に蝕ばまれていった。

 

戦地から帰国するたびに変わっていく夫の姿に苦しみ、人間らしさを取り戻してほしいと嘆願(たんがん)する妻タヤの願いもむなしく、戦地から帰国するたびにカイルと家族との溝は広がっていく。

ポスター/スチール 写真 A4 パターンG アメリカン・スナイパー 光沢プリント


4度目の派遣でサドルシティ(イラクの首都バグダッドの町)に向ったカイルたちは敵の制圧地帯に展開し、ついに防護壁の工兵を射殺したムスタファの姿を捉える。

 

ビグルスへの思いを込めて放った一発の銃弾はムスタファを貫き、敵陣の包囲網をなんとか突破する。

 

その後、除隊し帰国したカイルは、戦地の記憶に苛(さいな)まれ一般社会に馴染めない日々を送っていた。やがて医師の勧めで始めた戦場で傷を負った軍人たちとの交流を続けるうちに、少しずつ人間の心を取り戻す。

 

ある日、退役軍人の社会復帰プログラムの一貫として出掛けた射撃訓練場で、同行していた男に射殺され、38歳という若さでこの世を去る。

 

感想

観ていて非常に力の入る映画でした。

 

2003年にイラク戦争が始まり、2009年の除隊まで4回イラクに派遣され、アルカーイダ系武装勢力の戦闘員を160人を殺害しています。


実話をもとに作られているということですが、観ていて実際にこういうことが起きていたと思うと非常に辛いです。戦争と人が人を殺すということ、どんな事があってもやってはいけないと思います。勝負するなら別の方法で戦って欲しいです。


私の戦争に対する思いはこれくらいにして、この映画は非常に見応えが有りました。

 

その他情報

クリス・カイルが1,920mの狙撃を成功させたときは、口径8.58ミリのラプアマグナム弾(1,000メートルまでの距離であれば高性能な軍用ボディー・アーマーを貫通するほどの協力な弾)を使用する「マクミランTAC338」という迎撃銃を使用していたそうです。

 

この映画がよかった人へのおススメ映画

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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年) 

 

評価

4.3点/5点満点